ここはどこ

tmagri2005-12-05

朝起きると一面の雪景色だった。
高知県でも雪が積もる、と県外の人に言うと驚くが、写真を見せるともっと驚く。高知県西部の山間地では、だいたい年明けから2.3回は積もる。今年は3月にも積もった。もう毎年のことで雪かきも慣れたが、12月にいきなり積もったのは初めて。むらかみ農園のある日野地では、窪川でもよく降るところだ。松葉川地区から四万十川を渡って日野地川沿いに山に入っていくと、明らかに積もり方が違う。
理屈は、まず西日本でも雪の降るパターンの気圧配置になって、高知上空にまで寒気が入る。そうすると高知県西部は豊後水道から、山に遮られることなく直接雪雲と寒気が流れ込むので、四万十市(中村、西土佐)、窪川町は雪が積もる。窪川はもともと標高が高く、そのなかでも日野地ではどうも雪雲の流れと山沿いの地形上、一番よく降るらしい。
百姓は天気予報が重要だ。最近、コンピューターの演算処理能力アップにともない予報精度もあがって、ピンポイント天気も時間ごとにケータイで簡単に見られるようになっている。でも日野地の地形から由来する気象の特徴、たとえば(雨の予報だが風がこういう向きだからそんなには降らない)とか(もうすぐ上がる)とかそういうのも重要な情報だ。
昨日の冷え込み方と気圧配置を見ておけば予想は出来たが、昨日は飲み会だった。百姓予報は、焼酎お湯割りによって油断することもある。