なごり雪

テレビから「なごり雪」が流れてきた。 歌い手さんが熱唱していたが、違うんだなあ、とおっさんの思考回路が回りだす。 もっと淡々と切なく歌う歌なのに~。やっぱイルカでないとなあ、この歌の情景、いまどき分からない世界なのかなぁ、さだまさしの「案山…

ふるさと

先日、農業を始めた当時、とてもお世話になった農家の方のお葬式に参列した。 息子さんがソプラノサックスで演奏する「ふるさと」の曲に送られての旅立ちであった。子や孫たちに囲まれて、本当にその方らしいお別れであった。 戦争も、農村の激変も、経済の…

四万十川の風力発電

風力発電機の外国の施工例です。見てみるといろいろ思いますね。 youtu.be 四万十川の山の尾根沿いに40いくつも、本当に建てるつもりなんすかね。外国のように土地が広大ならいいけど。 地元に電力を供給するためでもなく。 よそでは、出力抑制でほとんど止…

ウイルス その3

「分からないものはわからない」とたびたび書いたが、なぜそこを強調するかを書いておこうと思う。 毎日のように報道される感染者数から、経済への影響、いろんな報道に接していつも頭に引っかかっているのは、統計データーの読み方のことがあるからだ。 つ…

ウイルス その2

ウイルスの対策も分かっているけど、実際どう行動したらいいのかはわからないと思う。 こればっかりは、防護服を着て生活できないし、警戒にも限界はあるし、感染したかどうかもしばらくは分からないし。潜伏期間という厄介なもののせいで対策の効果があるの…

ウイルス その1

新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大し、脅威となっている。経済に大打撃を与えているし、オリンピックも延期になった。どれだけ感染が広がるか、いつ収束するのか、心配している人は多いと思う。でも、専門家でもはっきりわからないことを考えてもしょ…

「春」?なのか

3月生まれなので春は好きなのですが、今年の暖冬には参りました。1回(半日)しか雪が降らない、1月には毎日のように凍る屋外の水道も1回しか凍らない、車のフロントガラスの霜はすぐ融けるし、高知に来て以来、今までで一番暖かい冬でした。 本当なら冬…

関札

写真は関札(せきふだ)といいます。玄関に掲げてあり、邪気が侵入してくるのを防ぐ意味合いがあります。毎年、一回書き替えて新しくしてもらいます。表面をかんなで削り、太夫さん(神官さん)に新しく書いてもらい、再び玄関にお祀りをします。わが集落の…

桜はいいな

桜が今年は長持ちしています。やたら暖かいと思ったら恐ろしく冷え込んだりする天気にさすがにとまどっているようです。その証拠にいつもは早く終わるスイセンが桜が咲いてもまだ満開です。3月はいろんな行事や会が目白押しでした。そのなかで、米奥小学校…

明日で42です

農業とは関係ありませんでしたが、8回にわたって震災の記憶をたどってみました。 あれから15年になります。 あのとき感じたことは今も鮮明に心に残っています。しかし、こうして文章にすると、もっといろんな出来事があって、いろんなことを感じたと思う…

震災の記憶−8

電車に乗って帰るとき、梅田駅で乗り換えた。そこでは、サラリーマンがふつうに仕事をして、ごくふつうに居酒屋がにぎわっているいつもの梅田の光景があった。わずか電車で30分あまりの距離なのに、このギャップにショックを受けた。ついさっきまで、ぞろ…

とにかく水(=風呂、水洗便所)がなくて、あまり迷惑がかけられないので、東京に戻ることにした。安否確認のできない友人などもいたが、とりあえず新聞の犠牲者欄にのっていなかったので、みんなも大変な生活で手一杯だろうと思い、あえて探したり訪ねたり…

震災の記憶−6

翌日、母親がやっていた洋菓子のフランチャイズのお店を開けているというので、手伝いに行った。もちろん商品の仕入れはなく、店にある物を売るだけなのでほとんど品揃えはない。しかしお客さんは良く買いに来てくれた。男性がなんか食べるものないか、とき…

M子は5時間生き埋めになっていた。地震発生から家の下敷きになったときに、手で顔をかばったのか、動けなくなっただけでなく、声が出せない状態だったそうだ。 兄が消防に助けてくれるように要請したが、呼びかけに返事がないので妹さんはたぶんだめだろう…

震災の記憶−4

翌日は給水車が来るというので、水をもらいに行った。このころは定期的に給水車が回ってきており、事前に時間も分かっているので、さしたる混乱もなくもらえた。直後は何時間も並んだりしたそうだが。飲料水は何とかなるが、風呂とトイレが困った。トイレは…

震災の記憶−3

(しばらくは農業に関係ないのですみません)小学校からつきあいのある友人の家を順番に見に行った。古い家は激しく倒壊していたが、思っていたよりも全壊が少なかった。しかし、電柱が傾いたり、地面が所々隆起して歩道がひび割れたりしてるのを見ると、よく…

西宮が近づくにつれて、屋根をシートで覆っている家が増えてきた。 そしてリュックを背負った人がほとんどになってきた。西宮北口の駅に降り立つと、まず最初に目に飛び込んだのが、法外な値段で弁当を売っている連中だった。こいつらあほか、と思ったが、そ…

大震災−2

それ以降、全く連絡がつかなかったので、東京にいる西宮出身の友人達と情報を交換したが、まったくらちがあかない。新聞みて、知り合いや友人がのってないか、この写真や一瞬写るニュース映像はどこのことか、目を皿のようにしてみていた。石川に移動して仕…

大震災の記憶−1

昨年六月から更新してませんでした。見ていて下さっていた方ごめんなさい。 さて、農業とは関係ありませんが、これから少し、阪神淡路大震災のことについて書いていきたいと思っています。あれから15年。いつかは書き留めておこうと思っていましたので、い…

月いち更新

もう六月に突入しました。 田んぼの作業も2週間遅れ(雨不足のため)で、始まっています。 このブログはむらかみ農園の農産物のラベルを見て訪ねてもらっている方もいると思いますが、がんばって月1回か2回の更新です。あいすみません。 出来るだけ農作物…

忙中閑あり

今年は低温傾向で、苗や生育は遅れ気味だ。 しかし山は順調に新緑を芽吹いている。毎年この時期、農作業が一気に増えて、大変なことになる。そんなとき 忙中閑アリ、とつぶやいてみる。 さぼるときの格好の言い訳となる。 今年は黒潮町のTシャツアート展にち…

春だねえ

四月に入ってから、晴天が続いたので畑に出ずっぱりでした。おかげで生姜畑もようやく、準備が整いました。 畑を耕していると、いろんな鳥が虫しをねらってどこからともなくやってきます。今年は珍しくキジがきました。いつもはカラスやコガラ、コジュケイな…

六ラプ

という名で分かって下さる方が多いと思う。ほど、この映画がずいぶん多くの人に見られ、いろんな考えを与えたと思う。 内子の菜月農園さんにメールで返事を書こうと思ったけど、本文で。拝啓 菜月農園さま、おげんきでしょうか。メールありがとうございます…

3名の卒業生

むらかみ農園のある地域の、米奥小学校がコミュニティスクールの取り組みを初めて、その委員に選ばれて、初めて卒業式に出席しました。 そしてその牽引役として、小さくてもきらりと光る学校作りを、お題目ではなく実績を伴って進めて下さった校長先生も今期…

三寒四温

2月の暖冬、多雨が誤算でしたが、3月は例年通り、「春に3日の晴れなし」「三寒四温」という、百姓泣かせの天気が続いております。 おかげで、作業が進まないことこの上ない。そうこうしているうちに桜が咲いていました。 このブログにも再三書いたのです…

お久しぶりです

久しぶりの更新となりました。ページを開いて下さっていた方、ごめんなさい。 コメントをいただいた神奈川ママ様、すみませんでした。むらかみ農園では、今年からアルバイトが一人増えるのですが、なんとなんと本職の百姓の娘さんを預かることになりました。…

早くもあと一ヶ月

久しぶりの更新になりました。 相変わらずむらかみ農園はばたばた続きでした。しばらくブログをお休みしていたのも、実はパソコンが故障して今までのデーターなどがなくなってしまい、それ以降はちょっとパソコンはお休みしていました。 今年は台風もなく米…

自然農法

8月が終わっていないのに急に涼しくなって、もう秋かな、と思って焦ってしまった。 今年の天候はおかしいですね。豪雨も高知の定番だったのですが、雨の降る原因といいますか、原理が違う。つまり気圧配置。東海、北陸、関東が被害をうけて、こっちはゲリラ…

万願寺とうがらし

むらかみ農園のメイン作物の一つ、万願寺とうがらしがいま最盛期を迎えています。 万願寺とうがらしとは、準京野菜(京伝統野菜34種には含まれない)の一つで、伏見甘長とうがらしとピーマンの交雑といわれています。 むらかみ農園で栽培をはじめて5年。…

麦秋

うっとうしい梅雨空が続いています。 この天気の中、小麦(シロガネ)の収穫が終了。 いまは乾燥中。それから予冷庫で3ヶ月−5ヶ月寝かせてから粉にします。新麦は美味しくないのです。 今年は豊作でしたが、梅雨入りが早くて収穫できるかどうかばくちでし…