苗作り

八重さくら

今年も、ナス、万願寺とうがらし、その他諸々の夏作の苗作り。短い春を通り越して初夏に突入するこれから、見違えるように急激に成育する。
今年は少しやり方を変えた。
鉢上げ時にはハウスから出して育苗出来るように、外気温があがる時期を見越して播種を遅くした。
早めに外気にならすためと、徒長や植え遅れを防ぐため。毎年5月は忙しくて、苗が(うぐー早くー)といってるのに畑に持って行けないからだ。
万願寺とうがらしは、本格的に栽培を始めて3年目。こんな、なんてことのないことを繰り返しながら、自分の栽培方法を模索していく。これが農業の技術だと思っている。最初は教科書通りでも、それぞれの経営、設備、スケジュール、労力、にあわせて変わっていくものだ。
ちなみに2年目では、パオパオという保温や防虫用の不織布を全廃して、育苗箱の下に籾殻を厚く敷き詰めたり、土の量を変えたり。畑に植えてからも、毎年何かしら違うことをやっている。とにかく積み重ね、この一言に尽きる。
まだまだ素人の域だが、ホームセンターの苗には勝てる。もちろん無農薬。
だいたい余分に作るので、余ったら家庭菜園用にみんなにあげていたが、(余ったら今年もちょうだい)という予約?がたくさん入っているため、多く余らすように作っている。あれ、なんか変だなあ。