六ラプ

tmagri2009-04-06

という名で分かって下さる方が多いと思う。ほど、この映画がずいぶん多くの人に見られ、いろんな考えを与えたと思う。
内子の菜月農園さんにメールで返事を書こうと思ったけど、本文で。

拝啓 菜月農園さま、おげんきでしょうか。メールありがとうございます。松山での上映会は、いけそうにありません。残念です。愛媛の皆さんにもずいぶんご無沙汰していますが、みなさんおげんきでしょうか。ほんとにまたお会いしたいですね。
こちらは、港の土曜市オーガニックマーケットに参加して以来、忙しくてなかなか身動きが出来ません。愛媛県では苦し紛れのプルサーマルを受け入れて、着々と準備を進めている伊方を抱えていますから、松山での再度の上映会、うれしく思います。
過日、高知県では大月町で「低レベル」放射性廃棄物の処分場の誘致の動きがありました。放射線医療廃棄物や云々などと言いつつも、過疎地をねらった「なし崩し」戦略の入り口であることは簡単に想像がつきます。本家のガラス固化体作業がトラブル続きでうまくいってないのが救いといえば救いですが、まだ私は安心してるわけでも忘れたわけでもありません。アメリカが自然エネルギーを利用した「グリーンニューディール」に舵を切って、アメリカのまねが得意の日本も追随してくれればいいのですがどうでしょうかね。
今はとにかく、有機農業、自給的農業の価値を理解してくれる人を増やして、どんどん応援するのが私の役割だと思ってやってます。最近は特に農業をやりたいというのは若い女性が多いです。ある方は本能的に感じるからだと言っていました。食や農、を中心に据えた暮らしをしていると、スタイルはどうであれみんな通じるものがあるというのが、実感です。
大きいことは良いことだ、蛇口をひねれば簡単に、すわっていてもお金で何でもそろう、安けりゃなおおいい、そういう価値に疑問を持つ人がふえて、原発という巨大システムが、常識的に考えて無駄なものだ、非常に将来的につけを残すものだというのが、世論となってくれればいいのですが。(ほんとはそんな悠長なことではいけないのかもしれませんが)
こうしてパソコンを使い、軽油を燃やしCO2を出しながら農業を営んでる私ですが、今やることは他の人の「解決」をまつのではなく、自分の暮らし、仕事、そして住んでいる地域とほんの身近な自然環境を考えて、どういう形で守ることが大切だと思うか、自らに常に問うています。一人一人がそうすれば、良い地域や町や暮らしができあがっていくんだと思います。

長々と書きましたが、皆様によろしくお伝え下さい。上映会、盛況であることを祈りつつ応援せて頂きます。
敬具