3名の卒業生

むらかみ農園のある地域の、米奥小学校がコミュニティスクールの取り組みを初めて、その委員に選ばれて、初めて卒業式に出席しました。
そしてその牽引役として、小さくてもきらりと光る学校作りを、お題目ではなく実績を伴って進めて下さった校長先生も今期で定年退職されました。

明るい日が差し込む体育館に、プランターで全体に花が飾られ、卒業生3名が前に並ぶ。
自分たちの卒業式は、ひな壇に校長先生が立って卒業証書をもらうだけだったが、思い出を語ったり決意表明をしたりと、卒業生が主役の本当にいい式でした。泣いたのは校長先生だけでしたけどね(笑)。

卒業式のあと、近くの集会所で、退職、転勤される先生方と卒業生と親、PTA、地域の皆さんがあつまって盛大に謝恩会が開かれました。大人といっしょに飲んでさわいで送られる小学生も珍しいですが、これが田舎の小学校の良さだと思い、どっぷりと漬からせていただきました。ほんとにいいなあ、こういうの。

小学校の卒業式は、悲しみより、中学生になる不安の方が大きかった気がします。
この3名に数年後、このときのことをどんなふうに覚えてるか、いつか聞いてみたいと思っています。